第10回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
 中国・四国支部学術集会 
 会長  荒川 裕佳子 
 国家公務員共済組合連合会 KKR高松病院 
 睡眠・呼吸センター長 兼 アレルギー科部長 

ご挨拶

 
 このたび「第10回  日本呼吸ケア・リハビリテーション学会  中国・四国支部学術集会」を2025年5月17日(土)にサンポートホール高松で開催させていただきます。コロナ禍でのWeb開催や、昨年の実技講習会を経て、久しぶりの通常開催となります。何卒よろしくお願い申し上げます。

 今回のテーマを「高まるチーム医療の重要性と魅力」としました。私は2001年当院の呼吸ケアサポートチーム発足時より参加し、2004年に本学会に入会しました。私が感じる本学会の最大の魅力は、多職種が集い、チーム医療の楽しさとやりがいを共有できることです。それぞれの専門知識・スキルを活かして、急性期~慢性期~終末期まで幅広い呼吸器疾患患者の最適な治療・ケアに一丸となって取り組む中に、自分にはない視点や知識に触れられる楽しさ、チーム全体で解決策を考え成長できるやりがいなどがつまっています。そして医療が高度化・複雑化する中、また高齢化社会となり医療と介護両面からの支援が不可欠となる中、施設内に留まらず、地域にも広げたチーム医療の重要性も高まっており、ますますの進化が期待されます。第10回という節目の支部学術集会にあたり、中四国の多職種の仲間が集って「高まるチーム医療の重要性と魅力」についても再認識しながら、存分に情報交換し、親交を深めていただきたいと思います。

 サンポートホール高松での開催は、2015年5月の第2回支部学術集会、2021年11月の第31回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会以来です。その後2年間の大規模改修を経てリニューアルオープンし、高松駅ビル「高松オルネ」もオープンしました。さらにその西側には大学の新しいキャンパスが、海側には新しい県立体育館がオープンする予定で、とても魅力的なエリアに発展中です。新しい景観も含め、どうぞお楽しみください。

 

KKR高松病院 睡眠・呼吸センター長 
荒川 裕佳子